訳なんてない

たまに書いてみます

今日のマンガ−僕だけがいない街(1)(2)

ずっと気になっていたが、自分には合わないかも…という気もして、既読新刊を追うのにかまけて読めていなかった「僕だけがいない街」。ようやく1−2巻まで読んでみた。

 

これ、、どストライクでした(おい)。

1巻も2巻もクライマックスの引きが見事で、とにかく先が気になって仕方がない。

しかし、この作品の魅力はSF×ミステリ展開の妙味のみにあらず。人と人とのつながりも丁寧に描いていて、人間ドラマとしても心を動かされる。また、時折挟まれるユーモアが、重苦しくなりがちなストーリーのよい潤滑油として機能している。ちょっと画風が苦手かな、、という懸念もあったのだけど、読んでいくうちに慣れてきて、どんどん雛月さんの可愛さが倍増。これは「ハイスコア・ガール」があの画風なのにどんどんWヒロインがかわいくて仕方なくなる現象に近いな、うん。

それだけに主人公大勝利と思わせての2巻クライマックスの絶望感も倍増するという…。うーん、完全に作者の手のひら。

これは、終わってからまとめて読むのもいいけれど、現在進行系で先の見えない展開にドキドキしながら読み進めたい作品だなぁ。

ちょっと重めのストーリーが大丈夫な人は、是非ともまずは2巻まで読んでみていただきたいです。