今週の「家、ついて行ってイイですか?」
レギュラー化直前のタイミングで「家、ついて行ってイイですか?」の記事を書いた結果、毎週日曜〜月曜あたりにアクセスが伸びている。Google様で番組名検索するとなんと1ページ目に来ております…。
もちろん毎週楽しみに見ています。(だいたいリアルタイムではなくて録画したものをあとで、になってしまうけど。。)今週分は「記憶喪失で付き合いだしてから2年間の記憶がない彼氏と同棲する彼女」が本当にドラマかよって感じで凄かった。
その後に出てきた31歳のサラリーマンは比較してまったくドラマティックではないけれども、バンド活動に熱を入れて心から楽しんでいる姿、こんなに楽しみを持っていない自分と対比して、同世代ということもあり羨ましくなってしまった。
もちろんテレビ的には派手なエピソードのほうがいいのだろうけれど、個人的にはこういう普通の人のちょっとした話の方が好みなので、うまくバランスを取りつつ続けていってほしいところです。
「心が叫びたがってるんだ」とクラスルームが持つ機能
見たのは先週の日曜日。渋谷の夕方の回は見た感じ満員。
全然オタっぽさのない人多数。ライトにアニメ「も」観る人(自分もだいたいそうだ)にとって見やすい作品なのだとは思う。
そして狙い通り、一般層の視聴にも十分に耐える良い青春映画だったと思う。描き込まれた街の景色や萌えに寄り過ぎないキャラクター造形。少しドロッとした生々しさや「あの花」と同じく「それ、やっちゃあかんやろ」という衝動的な行動を織り込みつつ、全体としては王道なストーリー。そして何より音楽がいい。音楽の映画というのももちろんあるのだろうけど。さすがミトさん。ちなみにエンディングテーマが乃木坂46であることに批判的な意見も多いけど、個人的には結構テーマ曲と映画、合ってるんじゃないかなーと思いました。
こんな青春送れなかったおじさんからするとまぶしすぎる作品でもある「ここさけ」。話が動き出すきっかけは「ふれあい交流会」という地域の高齢者くらいしか集まらない微妙な行事で、半ば強引に実行委員として主人公たちが任命されたこと。少し内容から離れると、改めて「学校」とその「クラス」が生み出す正の機能を考えさせられた気がする。「クラス」ってあまりにも強固な存在で、昨今ではクラス内の島宇宙化もどんどん進み、さらにいじめの問題を見るに「もうなくしたほうがいいんじゃないか」と言われることもあるし、多くの部分で頷くのだけど、クラスがあるから絶対に交わらない人種との交流が少なからず生まれるのだなと改めて思う。DTM研究会とチアリーディング部が交わることは「クラス」がなければないのだろう。最初白けきっていたクラスがあれほどに団結してミュージカルに取り組む、というのはひとつのファンタジーだと思うのだが、多かれ少なかれ、似た経験は多くの人にあるだろう。思えばそれが他者理解の一つの方法なのかな、などと。まぁ、運動会のピラミッドもその教育手法のひとつなのかなーと思うとちょっとアレなのだけど。
人間の「振れ幅」を描き出す「家、ついて行ってイイですか?」
「家、ついて行ってイイですか?」については昨年1月の初レギュラー放送の最終回前にも数少ないエントリのひとつとして記しました。
その後、私の期待に応えてくれて不定期ながら、放送枠も深夜枠もあればゴールデンもありとまさに「流浪の番組」を、終電後以外のシチュエーションも挟みつつエッセンスを変えずに続いている。
業界的にも新しいフォーマットとして受け入れられているのか、もはやこの番組のフォロワーといえるような素人直撃番組、他局でも見られるようになってきた。
この番組の面白さについては、稀代のテレビウォッチャーてれびのスキマさんが最近記事を書かれており、もうこれを見ていただければ自分の言いたいことほとんど書かれているのですが、
7/3放送の同番組に登場した「出会い系で知り合った男と会う約束をバックレされてヤケ酒を飲んでた29歳女性」のエピソードがこの番組の真骨頂ともいえる、とてつもなく心揺さぶられるエピソードだったので、自分なりに書き記しておきたいと思いました。長くなるので興味のある人だけ続きをお読みいただければ。。
続きを読む欧州旅行の日程
5月の半ばをもって勤めてきた会社を退職しまして、有給消化期間中に3週間ほどヨーロッパを旅行してきました。その日程。
・ポルトガル編
A23 地球の歩き方 ポルトガル 2015~2016 (地球の歩き方 A 23)
- 作者: 地球の歩き方編集室
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2014/12/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
6/4(水)
6/5(木)
6/6(金)
6/7(土)
6/8(日)
6/9(月)
・アイスランド編
地球の歩き方 A01 ヨーロッパ 2015-2016 【分冊】 3 アイスランド
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2015/06/22
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
6/10(火)
6/11(水)
レイキャビク→ブルーラグーン→レイキャビク(レイキャビク泊)
6/12(木)
レイキャビク→ゴールデンサークルツアー→レイキャビク(レイキャビク泊)
6/13(金)
6/14(土)
・フランス編
A06 地球の歩き方 フランス 2015~2016 (ガイドブック)
- 作者: 地球の歩き方編集室編
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2014/11/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
6/15(日)
6/16(月)
サン・マロ→レンヌ→モン・サン・ミッシェル(モン・サン・ミッシェル泊)
・イギリス編
6/17(火)
モン・サン・ミッシェル→レンヌ→ロンドン(ロンドン泊)
6/18(水)
ロンドン→アスコット→ロンドン(寝台列車泊)
(ロイヤルアスコット(プリンス・オブ・ウェールズS)観戦)
6/19(木)
6/20(金)
6/21(土)
リヴァプール→チェスター(チェスター泊)
6/21(日)
チェスター→コンウィ→チェスター(チェスター泊)
6/22(月)
チェスター→ロンドン(ロンドン)
6/23(火)
ロンドン(機中泊)
6/24(水)
成田着
とても疲れましたがとてもいい経験ができました。
いくつかニッチなTipsも実体験を持って分かったこともあるので、時間があれば書いていきたい次第。。
2014年を振り返る(マンガ)
今年もマンガをたくさん読みました。TSUTAYAでコミックをレンタルして近くのカフェで読みふけるのが数少ない楽しみであります。最近借りたいものが既に借りられてしまっていてグギギ…となることが多くて辛いのですが…。
そんな今年読んだマンガの中から3傑と呼べるものをピックアップして、2014年を締めたいと思います。いろんな名だたるマンガブログで選ばれているものばかりで何の新鮮味もありません。
1.僕だけがいない街(1)〜(5)
今年ナンバーワンのドキハラを与えてくれたミステリーマンガ。今年のマンガ納めとしてさっき読んだ5巻がまた物凄く。ミステリーとしての手に汗握る展開はもちろん、勇気を持って困難を切り拓いていくことの大切さも伝えてくれる王道マンガ感も同時にあふれでている作品。ところどころに笑いが挟まるのも、とてもよいクッションになっている。この後の展開が超超超気になります。
2.子供はわかってあげない(上)(下)
連載中に全部読んだものの、この空気感は通しでまた味わいたいと思い上下巻購入。この作品だけが纏う独特の時間の流れ方。軽妙なセリフ回しと絶妙なポイントを突く小ネタの数々。この画のタッチ、この空気感だからこそ、ラストの顔から火が出るような展開も微笑ましく愛おしい、大好きな作品です。
ちーちゃんはちょっと足りない (少年チャンピオン・コミックスエクストラもっと!)
- 作者: 阿部共実
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2014/05/08
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (23件) を見る
ブログなどで紹介されていた「空が灰色だから」が気になりつつも未読だった阿部共実作品。これまた書評で話題になっていた本書を先に手に取りました。薄々そんな作品であることはわかっていたものの、当初の「よつばと!」然としたほんわか+ちょっと毒がある序盤から、ある行動を境にして危うくバランスが保たれていたもののすべてが崩れ去る怒涛の終盤へ。この作品がこれだけ多くの人に支持されているのは、「一歩間違えれば、自分もナツになっていた」、さらに言えば「自分こそがナツだった」と思えてしまう思春期に感じる忘れかけていたリアルな痛さを呼び起こしてくれるからだと思います。
その後、「空灰」「死に日々」「ブラックギャラクシー6」も読みましたが、特に前2作の一枚の優秀なアルバムのように多様な角度から、それでも阿部共実としかいいようのない作家性を容赦なくぶつけられる感覚は抜け出せなくなる麻薬性。一筋縄ではいかなすぎる、この作者はこれからも追いかけていかなければと(今さらながらに)思いました。
ブラックギャラクシー6 (少年チャンピオン・コミックスエクストラ)
- 作者: 阿部共実
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2014/05/08
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (13件) を見る
死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々(1)(少年チャンピオン・コミックス・タップ! )
- 作者: 阿部共実
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2014/12/10
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (4件) を見る
来年も、おもしろいマンガをたくさん読んでいきたいと思います。
2014年を振り返る(馬)
こんなお馬さんのことばかり書く日々、そしてブログになるとは思ってなかった、そんな2014年。所詮、ヒマつぶし、当たらなくてすぐに止める。そんなふうに考えていた時期が私にもありました。気がつけば、netkeiba、競馬板、まとめブログを日々チェックし、さらにはグリーンチャンネルWebに手を出し…。何よりも競馬って面白いなと思わせてくれたのは、「競馬をやって何が悪い」というブログに出会ったこと。馬にはそれぞれタイプがあり、コースやペース、馬場の得手不得手によって、結果は大きく変わるということ。漠然と強い弱いで見ていた自分にとって、これは新鮮な視点だった。昔よりも血統レベルが上がり、トップレベルの強弱の差がなくなってきて、適正が占めるウェイトが物凄く大きくなってきた、ということなんだろうと解釈しています。
そんなこんなでいろんなことがどんどんやばくなっていく気がしてならないけれど、考えてひねり出した買い目が的中したときの喜びと、レースを見守るドキドキは他の何かでは代用できないものがあるわけで…。
今年の結果がどうだったのかを見てみると、
・買い方:3連複中心
・買いレース:情報量の少ないレースを当てるのは自分には困難すぎることがわかったので、特に秋ごろからはオープン以上のレースがほとんどに
・的中率:25%
・回収率:115%
75%に収束していくのが普通と言われる中で、まともに取り組んだ初年度、「年間プラス」を掲げてはいたけどまさか達成できるとは。朝日杯FSを穫れた時点でプラスは間違いないと思ったが、まさかの阪神C的中でさらに上積みができ、望外の結果。マイナスに転落する寸前で的中が出て生き残るのが3回ほど…。それがあったら止められたかもしれないのに!(たぶん止めてない)
・思い出に残るレース
前に記事も書いたので詳細は省くが、これだけの穴馬を軸にして万馬券を獲ることができたのは初めてだったので興奮したレース。グランデッツァが3着に粘ってくれたことも大きかった。
日本ダービー 2014 ワンアンドオンリー - YouTube
外れたレースだけど、二度目のダービー生観戦で思い出深かった。一度目は内馬場でよくわからないまま終わってしまったので、今回はなんとか頑張ってスタンドで見て、独特の雰囲気を味わうことが出来た。気候的にも雰囲気も熱かったことは今でも思い出せます。ああ、イスラとワンアンの順位が入れ替わっていたら3連単が当たっていたのに!
これは時期が近いのもありますが、3連複の紐にアルマワイオリを引っ掛けて、さらにアルマワイオリからのワイド流しで2本的中できたという狙いがピタリとハマったレース。アルマワイオリに注目できたのは上記のブログで前々走を本命にしていて、それをそのまま参考にして単複を当てたところから。前走かかり通しだったのを見て、これは狙える、と思っていたがまさかこんなに人気がなかったとは…。これもクラリティスカイが頑張ってくれたおかげでもありますが。
④中京記念
現地観戦にして今年の最高配当を得るという奇跡の結果。分からなさすぎての3連複ボックスだったので、運だろ、と言ってしまえばそれまで、なのだけど、サトノギャラント、クラレント、ダイワマッジョーレという2−4番人気の3頭をしっかり理由つけて蹴っての的中だから価値があると思うんだ。この日は暑くてスコールもあったりだったけど、当たったということ込みだろうけど馬場に入ったりして楽しかったなぁ。個人的に子どもの頃から田中勝春騎手が好きだったので(ギャンブルとしての競馬から入っていたら絶対そんなことならないだろうが…。)これからきっといくつも勝てないだろう重賞勝利をまさか中京競馬場で目の当たりにできたのもいい思い出。
⑤AJCC
今は亡きヴェルデグリーンの最後の輝き。あんな最期を遂げるとは露知らず、この時はまさかの5万超え的中に震えていたのを思い出す。サクラアルディートをボックスの中に入れられたのはベリー騎手だから、以外に理由はない。
あとは狙い通りに的中できた皐月賞や現地でエピファネイアの劇勝に驚愕したジャパンカップなども思い出深いでしょうか。
競馬は運だけのギャンブルじゃなくて、いろいろなファクターから取捨選択して予想を組み立てていくのが楽しいゲームでもあり、多くの人の手を介して、その思いを乗せて馬たちが走るエンターテインメント性の高いスポーツでもあると思っています。そして競馬場(特に東京競馬場)の青々とした芝生の上に寝転んで飲むビールは最高です。マナー的にどうなのよっていう部分もなくはないのだけど、暖かい時期の競馬場はなんかスッキリしたいなーって思う人には広くおすすめしたいなと思っております。
ということで、来年も私は競馬を人生の一部にして生きていくのだと思います。いろいろヤバイのは、知っているけど…。
「ゴーン・ガール」
今年3本目の劇場鑑賞作品。って、書くのも恥ずかしいんですが。
しかしこれはすごかった。普通の映画なら「これがクライマックス」ってところもまだ全体の1/3程度に過ぎず、その後の展開も激流が何重にも。終盤にひとつ、おやっと感じてしまう部分があるにはあるのですが、それ以外はほぼほぼ完璧なミステリー。多少のエログロに耐えられる方なら、絶対に見るべき映画でしょう。
この映画が描こうとしていることはいろいろあるのだろうけど、個人的には、「人は見たいものしか見ない」というワードが強く頭に浮かぶ。恋愛や結婚、ひいてはコミュニケーションの不完全さをこれでもかと見せつけられる作品でもありました。
町山智浩が映画「ゴーン・ガール」の背景を解説 - YouTube
こちらもご参考。
実在の事件がモデルなんですな。
そして、度々テレビから流れるニュース報道の醜悪なキャスターにも、元ネタがあったのですね。